俳優松田悟志(42)が2日、ツイッターを更新し、1999年(平11)のデビュー時から22年所属していたサンミュージックとの契約を満了し、退所すると発表した。

「昨年からの生活環境の変化や、新型コロナによる社会情勢の変容に対し、『自分自身も変わって行かなければならない』との思いを抱くようになり、さまざまな挑戦をさせて頂いてまいりました。その日々において、今後の進むべき方向について何度もご相談をさせていただく中、この度、人生の次のステージへと向けて優しく背中を押していただきました」

松田は2002年(平14)のテレビ朝日系「仮面ライダー龍騎」の仮面ライダーナイトこと秋山蓮役などで知られ、現在はニコニコ動画の番組「松田悟志のガットインTV」の配信をしている。4月23日には新型コロナウイルスに感染したことが判明したと発表しており、そのことも心境の変化につながったとみられる。

松田はサンミュージックへの愛も強調した。

「22年という長きにわたり大切に支え続けてくださったサンミュージックプロダクションの皆様には感謝しかありません。退所させていただく今日となっても、初めて社屋を訪れ、故相澤秀偵会長にお会いしたあの日のことを、まるで昨日のことのように思い出します。今年3月にnoteにて発表させていただきました自伝小説『仮面ライダーのなり方』に綴った『サンミュージック愛』と読んでも差し支えのないような想いの数々につきましても、そこに一切の陰りはなく、本当に、今もって感謝の想いしかございません」

今後について、松田は「引き続き『俳優業』をはじめ、さまざまな分野に積極的に挑戦してまいります(中略)私が今日までいただいてまいりました『ご恩』を、今度は“大切にお渡しして行けるような人生”にして行きたいと願っております」と説明。「新型コロナによて皆様が大変なこのような時に、このような私的な発表をさせていただきますこと、大変申し訳ございません。どうか、お身体にお気をつけてお過ごしくださいね」(コメントは原文のまま)とコロナ禍の世情を気遣った。