俳優の渡辺裕之(65)が3日、東京・築地本願寺ブディストホールで、「シーボルト父子伝~蒼い目のサムライ~」(4日初日)の囲み取材に出席した。

幕末に来日し、日本に西洋医学を広めたシーボルトと、2人の息子アレキサンデルとハインリッヒの活躍を描いた舞台で、去年も上演され、今回が再演となる。

シーボルト役で出演する渡辺は「去年と比べて、人間関係や細かい史実がより鮮やかに描かれていて驚くほど進化した。今年から出演するキャストの影響もあり、追いつくのがやっとの熱量」と話した。

今年からバッファロー吾郎の竹若元博(50)なども出演する。渡辺は「キャスティングがおもしろく、わかりやすい作品。多くの人に作品を観てもらって、シーボルトがもっと世に知れ渡ってくれたら」と期待した。