新型コロナウイルス感染から仕事復帰したフリーアナウンサーの小堺翔太(34)が、感染をめぐり一部から誹謗(ひぼう)中傷を受けたといい、「中には信じられないような、正直、これが血の通った人間が発した言葉だろうかというものもありました」と明かした。

コロナ闘病記をブログに掲載している小堺。23日の投稿では、感染発表後に多くのファンから心配の声が寄せられた一方、「中には信じられないような、正直、これが血の通った人間が発した言葉だろうかというものもありました」とし、「『どうせ遊んでいたんだろ』『医療ひっ迫の中、何を考えているのか』『人に迷惑をかけている自覚はあるのか』…」と、その一部を示した。

そうした中傷や批判に、「正直、人一倍気を付けている自負はあったし、業界的にも感染対策に関しては、皆さんかなり気を使っていると思います。実際に私がコロナに罹り、その後対策が強化された現場もあります」と反論。「『テレビ』『マスコミ』に関与している人間というだけで、感染した人に向かって『ほら見たことか』と言ってくる。どうせ夜遊びしてたんだろ。対策もせずにしゃべっているからだ。業界が悪い。辞めてしまえとか。そんな言葉も飛んできました」とし、「迷惑をかけている自覚…一番感じている部分を指摘され、本当に辛かったです。『感染した人が悪』という思いのある方は、どうしてもいるのだなと感じました」と吐露した。

そのほかにも、「そもそもコロナなんて病気はありません」「ただの風邪なのに騒いで、どういうつもりですか?」「反論があったらおっしゃってください」などといった声も寄せられたという。「自分の見解を肯定するために、私が使われているんだなぁ…と。これは本当に心が持ってかれました。辛かったです」と振り返るとともに、「※なおそれぞれの見解について、間違っているとかそれを正そうとかそういうつもりは毛頭ありません。見解は人それぞれですし、それぞれの予防策があるんだと思います。ただ『今、まさにコロナに罹っている人』という見方はしてくれないんだなぁという悲しみがあっただけです」と補足した。