NHKがEテレで24日、生中継した東京パラリンピック開会式の中で、布袋寅泰(59)が伊藤若冲の「樹花鳥獣図屏風」、葛飾北斎の「東町祭屋台天井絵 鳳凰」が描かれたデコトラの荷台に乗って登場し、ギターを演奏した際、手話でノリノリの表現を行った手話通訳が話題を呼んでいる。一夜明けた25日、NHK広報局公式ツイッターは、手話通訳を行ったのがEテレ「手話ニュース845」の戸田康之キャスターだと紹介した。

「Eテレで手話通訳をしていた戸田康之さんは、Eテレ『手話ニュース845』のキャスターでもあります。なお、特技は『子供のお弁当を10分で作れる』です」

戸田キャスターは、10人のキャスターのうちの1人で、NHK公式サイトによると兵庫県西脇市出身で「手話ニュース845」のほか「週間手話ニュース」も担当。「趣味・特技」はキャンプで「たき火を囲んで飲むビールはうまい! ビールサーバーを持ち込むと最高!」としている。「私の自慢」は「子どものお弁当を10分ぐらいで作ることができる」としたが「メニューがワンパターンなので子どもからクレームが…」と“自虐ツッコミ”も…。

「ひとこと」には「ニュースを見る皆さんに分かりやすく伝えることを心がけながら、日々精進。がんばります」とつづっている。その言葉どおり、新垣結衣と星野源が結婚を発表した5月19日の「手話ニュース845」では、手話の中に2人が出会ったきっかけとなったTBS系ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の主題歌として、星野が歌った「恋」をバックに踊った「恋ダンス」を盛り込み話題になった。NHK広報局公式ツイッターは、そのことを紹介しつつ

「今夜8:45からも出演です。よろしければ…。」(原文のまま)

と、戸田キャスターが今日25日の「手話ニュース845」でもキャスターを務めることを告知した。東京パラリンピック開会式から一夜明け、戸田キャスターが、どのような独創的な表現を盛り込み、ニュースを伝えるか、注目だ。