上方落語協会会長の笑福亭仁智(69)が29日、大阪市内で行われた桂宗助改め2代目桂八十八(やそはち)の襲名披露公演に出演し、17日に84歳で死去した師匠の笑福亭仁鶴さんをしのんだ。

高座では創作落語「スタディベースボール」を披露した。まくらで「師匠の仁鶴が亡くなりました。この場を借りて御礼申し上げたい」とあいさつ。続けて仁鶴さんの筆頭弟子の仁智は「弟子として少しでも功績を継承せなあかんのですけど、(師匠から)芸は1つ、2つ引き継いでいます。」と前置きし、表情豊かに有名なギャグ「どんなんかな~」を披露し、笑いを取った。