MBSラジオは9日、今年10月から、22年ぶりに名物看板番組「MBSヤングタウン」を帯番組（午後10時）として復活させ、新たなパーソナリティーに「Aぇ！　group」らを起用すると発表した。

67年に夜の帯番組としてスタートした同番組からは桂三枝（当時）、明石家さんまらスターが生まれ、その時代の若者文化をけん引してきた。99年9月にいったん帯番組として終了し、土曜日の明石家さんま、日曜日の笑福亭鶴瓶だけが残った。

その後、ラジオ文化の再注目を受けて、18年4月からアリスが金曜を担当し、現在は金曜、土曜、日曜の編成になっていた。

同局ラジオは今年で放送70周年を迎え、「この機会に原点ともいえる『MBSヤングタウン』を帯番組として復活させ、時代をリードしてきたヤンタンの伝統を生かしつつ、新たな番組の形を目指したい」とコメントした。

金曜～日曜は現行のまま継続し、帯番組は10月4日から復活させ、午後10時からのスタートになる。復活する月曜～木曜までのパーソナリティーは、「Aぇ！　group」から週替わりでメンバーが2人ずつ出演、ほかに「Aマッソ」、オーイシマサヨシが担当し、それぞれの出演曜日など、詳細は近く発表される。

Aぇ！　groupの正門良規は、パーソナリティー抜てきに「本当に幸せです。番組を通じて僕ら6人の個性や、自分たちですら知らないような魅力を見つけて、リスナーの皆様におもろいなと思って頂けたらうれしい」と意気込んだ。

末澤誠也は「（グループでの）レギュラーラジオは初めてなので、たくさんの人に楽しんでもらえるようなラジオにできたら」。草間リチャード敬太は「歴史あるラジオ番組に（特に）抜てきされてすごく光栄です。ずっとラジオ番組のレギュラーが欲しい！　と言っていたので本当にうれしい」と歓喜のコメント。

小島健は「週替わりで2人ずつなのは、Aぇ－にとって新たな挑戦です。たくさんのラジオ好きの皆様に（グループを）知っていただけるように楽しみながら頑張っていきたい」と言い、福本大晴も「今回お話を頂いて心全身で驚きました。（グループは）ラジオに慣れている組と慣れてない組にわかれると思うんですが、僕は慣れてない側です（笑い）。最初はそのチグハグ感も楽しんでいただけたらいいなと思います」と等身大で喜びを表現。

両親の青春時代を象徴する番組だという佐野晶哉は「僕のお父さんお母さんの青春だったヤンタンに出演できると聞いて驚いています。幅広い世代の皆さまの楽しみのひとつになれるよう、伝統あるラジオ番組で（グループ）らしさ全開で頑張ります」と誓った。