NHK大阪拠点放送局は10日、8月17日に84歳で亡くなった笑福亭仁鶴さんを追悼する「バラエティー生活笑百科『ま~るくおさめまっせ』-ありがとう笑福亭仁鶴さん-」(11日午後0時15分)に、上沼恵美子(66)らが出演すると発表した。

「-笑百科」は85年にスタート。仁鶴さんは86年3月の放送分から「室長」として登場し、生活にまつわる悩みなど仕切った。「四角い仁鶴がま~るくおさめまっせ」のフレーズは、長きにわたって、全国的に親しまれた。

番組スタート当初から、相談員として出演していた上沼は、当時すでに大スターとして人気絶頂だった上方演芸界の大先輩、仁鶴さんとの共演に緊張していたという。仁鶴さんの思い出映像に加えて、上沼やオール阪神・巨人、桂南光ら、初期からを知る出演者が仁鶴さんをしのぶ。

仁鶴さんの映像をめぐっては、番組での姿以外にも「NHK上方落語の会」や「日本の話芸」、正月恒例の寄席中継「初笑い東西寄席」など、往年の高座姿も放送する。

また、仁鶴さんの誕生日を祝して、ピアノ演奏の経験がある大阪出身のピアニスト西村由紀江が、仁鶴さんの出ばやし「猩々(しょうじょう)くずし」をアレンジして演奏する。