女優高畑充希(29)が11日、都内で、主演映画「浜の朝日の嘘つきどもと」(タナダユキ監督)の公開記念舞台あいさつに登壇した。

映画は、福島県南相馬市に実在する映画館・朝日座を舞台に、高畑演じる福島県出身の女性が高校の恩師と交わした、朝日座を再建する約束を守ろうと奮闘する物語。

ピンク色のチェック柄ロングワンピースで華やかに登場した高畑。この日は午前中の上映後の舞台あいさつであったため「おはようございますに近いですよね。起きてくれてありがとうございます」と笑顔であいさつし、「本当に今日という日を迎えられてすごく幸せに思っております。この映画をたくさんの方に広められればと思っております」と喜びをかみしめた。

撮影は昨年の夏ごろ行われた。高畑にとっては自粛明け一発目の仕事だったといい「気持ちがままならないうちに福島に入ったんですけど、タナダ監督の映画愛と福島の空気感にとても癒やされて東京に帰ってきたことを今でも鮮明に覚えております」と振り返った。同映画については「今作るための映画が今作れた」と胸を張り、「受け取っていただく方によっていろいろ思うことは違うだろうし、刺さる部分は違うと思いますが、クスッと笑えるところもある。映画館を出た後に1・5キロくらい体重が軽くなるような映画になったんじゃないかな」と力を込めた。

ほかに大久保佳代子(50)柳家喬太郎(57)が登壇した。