お笑いコンビ、すゑひろがりずが17日、会話術本「すゑひろがりずの をかしな和風会話」発売記念オンライントークイベントを行った。

同作は、予備校講師で構成作家の東大マン氏が監修し、化猫マサミ氏がイラストを担当。古典風な口調でネタを披露するすゑひろがりずのやりとりをもとに、日常生活のさまざまな場面イラストで描いて、古文単語や上手な返しなどをコミカルに学ぶことができる。

南條庄助(39)は「打ち合わせはめちゃくちゃたくさんしましたよ。6月に子ども生まれたんですけど、てんやわんやしているなかで(リモートで)打ち合わせしました」と振り返った。

三島達矢(38)「参考書です。(書店で)どこに置かれるのか気になる。芸人の本のコーナーなのか、(辞書の)ジーニアスとか赤本のところなのか…」とボケて笑わせた。

2人は今年、コンビ結成10周年を迎えた。南條は「ここ2年くらい物事がバババっと動きだした。それまでの8年は耐える8年。すごく踏ん張った。耐えて良かったなと思いました」と充実感を示した。

三島は「長かったっちゃ長かった。結成して右も左も分からなかった。徐々に徐々に今の形になってきて、そうなってからは突き詰めて、種に水をやり続けた感じ」と回想した。

本のなかで、お気に入りのワードを問われると、三島は「いみじ」を挙げた。「大変すばらしい」「大変すばらしくない」という両方の意味が込められていて、汎用(はんよう)性が高いという。「『卍(まんじ)』みたいにどんな時でも『いみじ』って言ったら、なんとなくその場を乗り切れる。『やばい』とかそういう雰囲気のワード」と説明した。「万能ワード。バンバン言っていこうと思います。いろんな場面で。まずは自分から」と流行語大賞を狙っていくことを表明した。

南條は本について「勉強の案配とおもしろの案配がちょうどいい感じになっている」と胸を張り、「歴史も英語もやろう」と続編に意欲をみせた。