俳優吉田鋼太郎(62)が、10月10日スタートのTBS系連続ドラマ、日曜劇場「日本沈没-希望のひと-」(日曜午後9時)に出演することが19日、分かった。

同作は73年刊行の小松左京氏の小説「日本沈没」をドラマ化し、現代バージョンに大きくアレンジした物語。2023年の東京を舞台に、日本沈没の危機が迫る中、主演の小栗旬や松山ケンイチ、杏らが未曽有の危機に立ち向かう姿を描く。

吉田は、小栗の父親・天海衛役を演じる。衛は、四国の小さな漁師町で、漁業長として組合をまとめる漁師。エルニーニョ現象による海水温度上昇で漁獲量が激減して、自身を含め大半の漁師たちが職を失いかけていた時に、先頭に立って町の役人に交渉するリーダーシップあふれる人物だ。

吉田は「普段から親しくしており、俳優として活躍著しい小栗旬主演の話題作に出演させていただくことになり本当にうれしく気合が入りました」と思いを明かした。

「本音を言えばレギュラーで関わらせていただきたかった(笑い)」といいつつ「台本を読み非常に演じ甲斐のある役どころでもあり、少しでも作品のお力になれればと精いっぱいやらせていただきました。どうぞご期待ください!!」と呼び掛けた。

番組の東仲恵吾プロデューサーは「短いシーンの中で、主人公の強さのゆえんになる圧倒的な存在感と、その芝居力が必要な難しい役だと思いました。そんな中、真っ先に鋼太郎さんが浮かびました。鋼太郎さんならものすごくかっこいい衛になる。実際に演じてもらった衛は、想像の何十倍もかっこよくて、力強くて、頼りになる、かっこいい父親でした。ぜひご期待ください」とコメントを寄せた。