俳優草なぎ剛(47)が、10月に4週連続放送される読売テレビ「草なぎやすともの うさぎVSかめ」(10月3日午後0時35分スタート、関西ローカル)で、関西の人気姉妹漫才コンビ「海原やすよ ともこ」とMCを務める。読売テレビが23日、発表した。

草なぎと、関西の名物姉妹漫才師の異色タッグ…だが、草なぎは「おふたりを存じ上げてなかったんですよ。すみません」と陳謝。上方漫才史に名を残す海原お浜・小浜を祖母に持ち、父もかつて吉本新喜劇の池乃めだかとコンビを組んだ元漫才師の“サラブレッド姉妹”を前に恐縮しきり。

ただし、姉妹は共演そのものに感謝。姉ともこは最初に共演を聞いた際に「ほんまに人間って驚いたら、あまり声が出えへんねんなってぐらい、驚いた」。妹やすよも「冗談やと思いました」と振り返った。

番組は、童話「うさぎとかめ」の競争をテーマに、各ジャンルで、「専門家に1時間だけ教わるうさぎ」と「インターネット情報で1週間調べるかめ」が対決するというもの。新趣向番組で、異色の顔合わせが実現した。

実は姉妹にも、進行の相棒が草なぎとはしばらく伏せられており、スタッフから写真を見せられて知ったという。やすよは「誰にも言ったらいけなかった」と秘密を守ったといい、ともこは「もう、言いたくて、言いたくて! 多分、大阪中がひっくり返る。草なぎさんのインスタもフォローしたら変な感じになると嫌なので、フォローせずにこっそり」と明かした。

草なぎの謝罪を受け、ともこは「だから心配だったんですよ。ほんまに大丈夫かなって」と、番組進行に不安があったとも明かしたが、結果的には奏功。

草なぎから「僕は基本的に何も考えてないですし、番組の方からも何も考えないでいいって言われたんですよ。それがやっぱり面白そうだと思って…だから、なんか『すいません』みたいな」と重ねておわびも。

やすよは「それが楽しかった。何の情報も入れない、逆に今の感じでどうやってお話しさせてもらえるんかなっていうのがすごく楽しみで」と前向きにとらえた。

そのやすよは、草なぎについて「テレビのままですけど、すごいしゃべりやすい方。スターすぎるから、大阪の番組で私らとしゃべる時にどんな感じになるのか」と感じ、ともこは「温かい空気がある」と感想を語った。

関西のサラブレッド姉妹の“腕”を実感した草なぎは、共演前に調べ「すごく大阪で人気がある方ってことは聞いていたので、やっぱりみんなに愛される魅力っていうのは毛穴から出てましたね」と、独特の言い回しで絶賛。

ただし、草なぎは、もっとつっこまれるかと思っていたそうで、意外な感触もあったといい「普段もガンッとくる、そういう感じではない?」と質問。これに、ともこが「グッと行くのも来られるのも実は苦手」と言い、やすよも「慣れてくると行けるんですけど」。これに、草なぎは「かわいいっすね。意外と乙女なんじゃないですか?」と返していた。

第1回放送分のテーマは「パラパラチャーハン対決」。1週間の情報検索で挑む「かめ」はエルフ・荒川、1時間プロに教わる「うさぎ」は柏木由紀。ともに料理が苦手という2人が対決する。

※草なぎの「なぎ」は弓ヘンに前の旧字体その下に刀