Snow Manの目黒蓮(24)がラブコメディーに初主演することになり、話を聞く機会があった。

10月9日スタートのテレビ朝日系「消えた初恋」(毎週土曜夜11時半)で、原作は別冊マーガレットに連載中の少女コミック(ひねくれ渡氏原作、アルコ氏作画)だ。

「少女コミックなので縁がなかったのですが、クスッと笑えるところがたくさんあって、もちろんキュンキュンさせるところもあります。一気に読んじゃいましたね。今まで読まなくて損したような気分になりました」と明かした。

目黒に言われて改めて思ったのだが、少女コミックを原作にした傑作映画やドラマは少なくない。

05年公開の「NANA-ナナ」(矢沢あい氏原作)は中島美嘉のナナと宮崎あおいのハチの名コンビ。人気バンドを巡る人間模様が新鮮だった。

ドラマに始まり、09~10年で前後編の映画が公開された「のだめカンタビーレ」(二ノ宮知子氏原作)ではクラシックの世界が魅力的に描かれ、欧州各国のロケもあってスケールが大きかった。

16年に前後編が公開された「ちはやふる」(末次由紀氏原作)は「競技かるた」の世界を教えてくれた。まるでアクション映画のような対決シーンの描写も印象に残っている。

こうして振り返ってみると、どの作品もオリジナリティーがあり、スケールも大きい。

いまさら「読まなくて損した気分」こそないが、今後も少女コミック原作の実写作品が楽しみになる。

ちなみに「消えた初恋」で、目黒は5歳下の道枝駿佑(なにわ男子)とダブル主演で同級生を演じる。意外にも「学生服でドラマに出るのも初めて」という。本人によれば「学生服はこれが最初で最後になると思います」とのことなので、ファンにとってはその辺も見どころかもしれない。【相原斎】