EXILE NAOTO(38)が21日、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷で、主演映画「ダンシング・マリー」(SABU監督、11月5日公開)の完成披露上映会に出席した。

同作は、解体予定のダンスホールに住みついたダンサー・マリー(坂東希)の霊から恋人のジョニーを探してほしいと頼まれた、NAOTO演じるしがない市役所職員の藤本研二と、霊能力を持つ女子高生の雪子(山田愛奈)が、2人の恋を成就させるため、時空を超えて奮闘するヒューマン・コメディー。18年に撮影が行われ、コロナ禍などの影響で上映が延期されており、初の単独映画主演のNAOTOは「ようやく…。やっと皆さんのお目にかかれます。長らくお待たせしました!」と笑顔を見せた。

もともとSABU監督のファンだったといい「それまで映画は見る側として好きで、いつか作品に出会えればと思っていました。それがSABU監督の作品で主演…。若い頃の自分に自慢したいです。撮影も、緊張感もあるんですけど、夢がかなっている瞬間を実感できる撮影期間でした」と感慨深げに話した。

また同作品は、19年10月にスペイン「シッチェス・カタロニア国際映画祭」のワールドプレミアで上映されていた。2年前に初めて訪れた国際映画祭を振り返り「街がお祭りで、夜中なのに人も多いし、上映している映画館もあって、活気がありました。また、SABU監督のファンが海外にも多いと実感しました。映画が海を越えて、いろいろな人に届いていることを初めて実感しました」。SABU監督は「(映画祭の会場側に)ヌーディストビーチがあると聞いて行ったら男性ばかりでした」と当時のエピソードも明かすと、NAOTOも笑顔だった。

この日はほか、山田愛奈(23)石橋凌(65)が出席。同作品は、ポルト国際映画祭でも審査員特別賞を受賞。今年6月にイタリア・ローマで開催されたアジアン映画祭で、「Most Original Film Award(最優秀オリジナル映画賞)」も受賞している。