歌手で女優の酒井法子(50)が8年ぶりにドラマ出演した配信ドラマ&DVDフェイクドキュメントドラマ「プロデューサーK 4」の上映舞台あいさつが24日、都内で行われた。

「プロデューサーK」シリーズは、俳優石黒賢(55)が演じる敏腕テレビプロデューサー“プロデューサーK”が主役。酒井は自身の「歌手酒井法子」役で出演した。酒井のドラマ出演は13年7月放送のBSジャパンのドラマスペシャル「黒い報告書 女と男の事件ファイル3 誤解」以来8年ぶり。石黒とは同作でも共演している。

会場を埋めたファンを前にした石黒は「コロナ禍もだんだんと落ち着いてきて、やっと劇場まで来ていただけるようになってきた。俳優の1人としてうれしいですね」と笑顔を見せた。

従来のシリーズでは、プロデューサーKが女性をダイエットさせるなどの美容番組を作っていたが、今回は時代に即して、アンチエイジングで生まれ変わった酒井を取り上げる音楽番組の企画。昭和のアイドル歌手、酒井法子が令和の時代に生まれ変わる。酒井は1995年(平7)の大ヒット曲「碧いうさぎ」を、新たなアレンジで「碧いうさぎ2021」として熱唱している。

酒井は「『プロデューサーK』といえば、新しい女性に生まれ変わる番組。どんな自分に出会えるのか楽しみにしていました。代表曲の『碧いうさぎ』で、昭和っぽい酒井から令和っぽい酒井に変えていただきました」。石黒との8年ぶりの共演については「以前、ドラマで共演した時も、温かく『元気?』と声を掛けていただきました。次も必ずご一緒させていただきたいと思っていたので、オファーをいただいて内容を把握しないまま『やらせていただきます』と答えてしまいました(笑い)。お芝居は久しぶりで、すごく緊張したけど皆さんが優しく支えてくださって成長させてもらいました」と話した。

石黒は「『過去を忘れるんじゃない、ひっくるめてスタートするんだ』といういいせりふがドラマの中にありました。酒井さんは“アイドル芝居”じゃなくて、強い目で受けてくれた。あの瞳が印象的でした。新しい歌は、エロいです。ちょっと恥ずかしかったです。すごくシェイプアップしているんですよね。裸を見たことはないんですけど」と振り返った。

アニメ「鬼滅の刃」の我妻善逸役で大ブレーク中の下野紘(41)は石黒の部下のAD役。「俳優と声優は全然違いますね。声優としての経験値はあっても、俳優はまた違う。今回は石黒さんと激しいやりとりをガッツリとやらせていただきました」。同じくAD役の森永悠希(25)は「なかなかカットがかからないドラマなので、そこに過去に演じた自分の役が出てきていると思います。酒井さんは本当に美しくて感動しました」と話した。