大正から令和まで、4時代を生きた作家で僧侶の瀬戸内寂聴(せとうち・じゃくちょう)さんが9日、心不全のため、京都市内の病院で死去した。99歳。06年に文化勲章を受章した。

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寂聴さんが暮らしていた京都市右京区の「寂庵」ではこの日、近くに住む人やゆかりの人が弔問に訪れた。来年5月に100歳の誕生日を控えていた寂聴さんを思い、近所の住民は「残念です」。荷物を届けに来たという女性は「たいへんな時期なので、2~3日後に(出直します)」と言い、足早に去った。この日夕には僧侶や、建材店従業員らが入室したが、自宅前には「取材・来庵は当面お断りしております」との張り紙があり、関係者が取材に応じることはなかった。