杏(35)が11日、横浜市内の横浜赤レンガ倉庫で行われたフランス映画祭2021横浜レッドカーペットイベントに登壇した。この日はEV自動車限定のドライブインシアターも併せて行われた。杏はレッドカーペット上で手を振り、軽く飛び跳ねるなど満面の笑みを浮かべて登場。「こんばんは。ボンソワール。杏です」と、フランス語であいさつした。

フェスティバルミューズの杏にとって、フランスは「青春を過ごした場所であり、思い出の場所でもある」という。それだけに「日本とフランスを繋ぐイベントでミューズを務めさせていただき、光栄」と喜びもひとしおだ。

日産自動車も特別協賛した、EV自動車限定のドライブインシアターについては「初めてですが、とても画期的。自分の空間で見られて環境にも優しい素敵なコンセプト。日本、フランスの文化の交流が、今後も続くことを願っています」と今後に期待した。

司会から「監督や女優さんで、この人と一緒に仕事をしたい、フランスの方は?」と聞かれると「往年の名女優アヌーク・エーメさん」と即答した。エーメは58年「モンパルナスの灯」、イタリアの巨匠フェデリコ・フェリーニ監督の代表作として知られる60年「甘い生活」、米アカデミー賞主演女優賞にもノミネートされた66年「男と女」など多数の名作に出演。「世界の映画史で最もセクシーな女優」と評されたこともあり、80年には「虚空への跳躍」でカンヌ映画祭女優賞を獲得。89歳の今も現役だ。杏は「ぜひ、1度お目にかかりたいし、あわよくば一緒にお仕事できたら、そんなにうれしいことはない」などと熱望した。