ヘンリー王子(37)とメーガン妃(40)夫妻が、今年のクリスマスもロイヤルファミリーとともに過ごすことはないと米ニューヨーク・ポスト紙が報じた。

夫フィリップ殿下が亡くなって初めてのクリスマスを迎えるエリザベス女王は、公務を欠席して一時入院するなど健康状態が心配されているが、今年はなんとしてでも一家そろってクリスマスを迎えることを強く希望していると伝えられていた。

すでに米国にいるヘンリー王子夫妻にもサンドリンガムの私邸で過ごすクリスマス休暇への招待状が送られているというが、夫妻は欠席の意向を伝えたと複数の関係者が証言している。

夫妻が王室メンバーとともにクリスマスを過ごしたのは2018年が最後で、今年も帰国しなければ3年連続での欠席となる。19年は王室の伝統を破って長男アーチー君を連れてカナダで家族水入らずのクリスマス休暇を過ごし、王室を離脱した昨年もコロナ禍で帰国することなく移住先のカリフォルニア州の自宅で過ごしていた。

今年は夏に生まれた長女リリベットちゃんのお披露目もかねて帰国し、3年ぶりに王室メンバーとともにクリスマスを過ごすことが期待されていた。しかし、関係者によるとメディアでの王室批判などが原因で父チャールズ皇太子や兄ウィリアム王子との確執が続く夫妻は、帰国することで家族と顔を合わせて向き合うことになるため、メディアの注目を集めて再び過熱報道が起こることを警戒して欠席を決めたという。

一方、夫妻は来年6月に行われるエリザベス女王の在位70周年を祝うプラチナジュビリーには出席する意向だという。

ヘンリー王子は今年4月に逝去したフィリップ殿下の葬儀に単身で参列したほか、夏にも母ダイアナ元妃の銅像の除幕式に出席するため帰国しているが、メーガン妃やアーチー君は離脱後1度も帰国していない。エリザベス女王の体調不良を受け、ヘンリー王子はリリベットちゃんを紹介し、アーチー君にも再会できるようクリスマスは家族で帰国することを希望していると先月、米Usウイークリー誌が報じていた。(ロサンゼルス=千歳香奈子)