NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)の23日に放送された第17話の平均世帯視聴率が15・8%(関東地区)だったことが24日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高記録は第8話、第13話の16・5%だった。

同作は昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインを描き、舞台は京都、岡山、大阪。1925年の日本でのラジオ放送が始まった日、岡山で生まれた少女、安子のドラマから描かれる。大正末期からの岡山編は上白石萌音、昭和30年代からの大阪編で深津絵里、昭和40年代からの京都編は川栄李奈が演じる。

あらすじは、1945年(昭20)、安子(上白石萌音)は赤子のるいを連れて久々に橘家に帰り、祖母のひさ(鷲尾真知子)や父の金太(甲本雅裕)、母の小しず(西田尚美)と思い出話に花を咲かせた。幼なじみで親友のきぬ(小野花梨)に会うと、きぬは疎開することを安子に伝えた。戦況は悪化し東京や大阪への爆撃が始まった。ついには安子が住む岡山にも空襲が襲った。安子は子供を抱きしめ焼夷(しょうい)弾が降る中、防空壕(ごう)に逃げ隠れた。翌朝、防空壕を出た安子。実家に向かうと橘の家は焼き壊れ、金太が1人で座り込んでいた。安子は金太から祖母と母が逃げ隠れた防空壕で亡くなったことを聞き、その場で泣き崩れた。