元AKB48で女優の太田奈緒(26)が25日、大阪市北区の日刊スポーツ新聞社を訪れ、舞台「ROOKIES」(26~28日、大阪・サンケイホールブリーゼ)について語った。

「週刊少年ジャンプ」で連載された同名コミックが原作。テレビ、映画化もされた、荒廃したかつての伝統校の野球部を舞台にした青春ストーリー。太田は、野球部マネジャーの「八木塔子」役で出演する。

「マンガに近い展開なので、しっかり読みこみました」。自身はテニス部、ハンドボール部に選手として所属し、マネジャー経験はない。ミニスカートに備えて、稽古前には多い日には1日10キロ走って、スタイル管理にも努めた。

AKB48チーム8の京都府代表として活躍し、卒業してから2年。女優として活動を続け、芝居への意欲はますます高まっているという。「他の役者さんのセリフ、動きとか、舞台でも勉強しています」。あこがれの女優は芳根京子だと言い「かっこいいアクションもこなせて、心に闇を抱えるような役もやってみたい」と話す。

今年はドラマ初出演も果たし、映像作品も経験。女優業への思いを確認した1年だったといい、来年は「映像作品でも、もっともっと挑戦していきたい」。

また昨年、故郷の京都府観光大使に就いたが、コロナ禍でほぼ活動できないまま。「去年からイベントも中止になって、来年はしっかり(大使として)活動したい。京都の町並みが好き。四季が楽しめるし、落ち着ける。京都の魅力をアピールしていきたい」と、意欲的に話していた。

舞台はすでに東京公演を終え、大阪公演(26~28日、サンケイホールブリーゼ)の後、30日には、原作者森田まさのり氏の出身地でもある滋賀・栗東芸術文化会館さきらで上演予定。