内野聖陽(53)が25日、都内のTOHOシネマズ日比谷で行われた映画「劇場版 きのう何食べた?」(中江和仁監督)大ヒット御礼舞台あいさつで、恋人を演じた西島秀俊(50)に、台本にはないアドリブでサングラスをかけさせた瞬間「あまりにトム・クルーズに似ていた。トムでしかなかった」と振り返り、笑みを浮かべた。

「きのう何食べた?」は、19年4月期にテレビ東京系で連続ドラマが放送された。街の小さな法律事務所で働く弁護士“シロさん”こと筧史朗(西島)と恋人の美容師“ケンジ”こと矢吹賢二(内野)が、2LDKで男2人暮らしをし、食卓を挟み、日々の出来事、思いを語り合う夕食の時間を大切にしている、ほろ苦くも温かい毎日を描いた。

映画の終盤で、ケンジが薄くなった頭髪のフォローのために髪を金に染め、短髪になるシーンが描かれた。西島は「内野さんがレストランで、アドリブで僕にサングラスをかけた。かけられたと思って、ビックリした」と笑いながら振り返った。

内野は横で聞き「台本にはなかったんでけど、たまたま遊んでいて『かけてよ』と言ったら…あまりに昔、見た『トップガン』に似ていたんで『あぇ、トム!』って…」と言い、笑った。

劇場版では、史朗の提案で、賢二の誕生日プレゼントとして京都旅行に行くことになるが、旅行をきっかけに、互いの心の内を明かすことができなくなってしまう2人を描く。映画は3日の公開から24日までの22日間で興行収入10億2000万円動員76・4万人を突破した。