救急車を蹴ったとして11月28日に、器物損壊の疑いで警視庁渋谷署に現行犯逮捕された歌手の鬼束ちひろ容疑者(41)が同30日午後2時10分ごろ、東京湾岸署から釈放された。

鬼束が乗っているとみられる車の中央部分は、カーテンで覆われており、姿や表情をうかがうことはできなかった。車は男性が運転し、助手席にも男性の姿があった。

この日午前、鬼束は東京地検に送検された。送検の際、ワンボックスカーの後列に座った鬼束はマスクを着け、うつむいていた。顔は髪の毛で隠れていた。

関係者によると、現場近くで友人女性とパチンコをしていた11月28日午後4時半ごろ友人が体調を崩し、搬送しようとした救急車を蹴った疑い。鬼束は「通行人に嫌みを言われ、パニックになって蹴った」と話しているという。

現場を目撃した男性によると、鬼束と友人は泥酔したような様子だったというが、関係者によると「酒臭くなかった」という情報もある。