生田斗真(37)が2日、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われた主演映画「土竜の唄 FINAL」(三池崇史監督)公開記念舞台あいさつで、原作漫画の作者・高橋のぼる氏(57)から、サプライズで直筆の色紙をプレゼントされた。

絵は、主人公の玲二を演じる生田をモチーフに、高橋氏がアクリルガッシュという絵の具で、平素の執筆と並行して10日かけて描いた。生田は赤い幕を自ら取ると「うわぁ…すげぇ、格好いい!! ありがとうございます」と喜んだ。その上で「普段書かれている絵のタッチと違う。玲二の絵をプレゼントしていただいたことはあるんですけど、僕が演じる玲二の絵を描いていただくのはなかなかない。リビング…玄関にしちゃおうかな」と喜んだ。自宅のリビングには、とんねるず木梨憲武が描いた絵と、同い年の歌舞伎俳優・尾上松也から30歳の時にプレゼントされた、隈(くま)取りを写し取った押隈を飾っているが「倉庫にしまいます」と断言した。

「土竜の唄」は「ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で連載中の、シリーズ累計発行部数950万部突破の、同名漫画の実写化作品。ちょっぴりスケベだが、まっすぐで熱すぎる警察官・菊川玲二(生田)は、ある日突然、警察をクビになり、潜入捜査官“モグラ”に任命され、日本から麻薬を撲滅するため最凶のヤクザ組織のドンを逮捕すべく組織へ送り込まれる。今作では、過去最大の取引額6000億円麻薬密輸の阻止という任務に動く玲二を描く。

映画は、14年「土竜の唄 潜入捜査官REIJI」、16年「土竜の唄 香港狂騒曲」に続く、5年ぶりのシリーズ3作目&完結編となる。生田は「僕の俳優人生を大きく変えてくれた役…男にしてもらった感覚が非常に強い。僕自身、俳優、1人の人間として新たなステップに入っていかないといけないと思った。お別れするのは、寂しいけれど、ここで玲二に、きっちりさようならを言って役者として俳優として大きく羽ばたいていけたらなと」と感慨深げに語った。