NHK正籬聡放送総局長の定例会見が22日、東京・渋谷の同局で行われた。大みそかの「第72回紅白歌合戦」の審査方法が発表され、結果によっては、史上初の「紅組白組同時優勝」の可能性があることが明らかになった。

今回は視聴者による「視聴者審査員」、会場となる東京国際フォーラムの「会場審査員」、6人のゲスト審査員による投票で審査される。

いずれも投票が多かった組に1ポイントが入る。そのため、「視聴者」「会場」でポイントが割れ、ゲスト審査員6人の票が3対3となった場合は、完全同票となる。紅組白組同時優勝の可能性について、担当者は「(可能性は)あります」と説明。紅白歌合戦で勝敗が決まらなかったことはこれまでになく、同時優勝となれば史上初となる。

なお「視聴者投票」はテレビ1台あたり最大5票で、視聴時間に応じて票の数が増えていく仕組み。複数票を得た場合、昨年まで振り分けは不可能だったが、今年から紅組と白組で振り分けることが可能になった。

ゲスト審査員6人も発表。石川佳純、清原果耶、小池栄子、坂口健太郎、谷真海、三谷幸喜氏が務める。