タレント熊田曜子(39)の顔を平手でたたいたとして、暴行罪に問われた夫(38)の判決公判が23日、東京地裁(深野英一裁判長)で開かれ、「一方的で粗暴な犯行」として、罰金20万円の有罪判決が言い渡された。

起訴状などによると、事件は5月18日午前0時すぎ、酒に酔って帰宅した夫が、前日17日に熊田がママ友から受けた子どもを預かってほしいという依頼を断るように要求したことをきっかけに、暴言や、熊田の顔面を平手でたたき、お尻あたりを蹴ったとしている。

夫は初公判から、犯行を否認していた。裁判長は、右の平手で1回殴るなどの暴行を加えたことや、それに伴う熊田の当日の行動についての証言について「高い信用性が認められる」とし、否認する夫の証言については信用できないとして、有罪を言い渡した。

グレーのスーツ姿で出廷した夫は、裁判長の判決を聞き、時折首をかしげるようなしぐさも見せながら、軽く一礼し、法廷を出た。