ジャニーズJr.68人が全員座長を務める新春舞台「ジャニーズ・アイランド THE NEW WORLD」が東京・帝国劇場で元日に開幕した。

初日公演を終えた2日、出演者たちが新年の意気込みを語った。同所史上最年少となる平均年齢16・9歳の68人が全員座長。演出を手掛けるジャニーズ事務所の滝沢秀明副社長(39)は、ニュースターの誕生に期待を寄せた。

新たに滝沢氏が名付けたサブタイトル「THE NEW WORLD」にちなんで、HiHi Jets高橋優斗(22)は「キャストの世代が1つ変わって、先輩の後を追うというより、新しいものを作るという気持ち」と前向き。「美 少年」岩崎大昇(19)は「新鮮です。ジャニー(喜多川)さんから直接教わった世代とそうでない世代の融合がすごく面白くて、楽しいです」と笑顔を見せた。

ジャニー氏が生み出したメインストーリーは残しつつ、大掛かりな「新技」も導入した。タイタニック号沈没を表現するシーンで、船形の巨大セット「SWING SHIP」に挑戦。シーソーのように左右が激しく上下する中、オーディションで選ばれた身体能力に優れた10人が船を操り、高度なアクションを披露した。「少年忍者」の安嶋秀生(19)は「お客さまをすごくドキドキさせるように、『こうしたらもっと怖く見えるよね』とか話してます」と笑顔で明かした。

滝沢氏は出演者68人に向けて「これからを背負っていく子たちですし、ジャニーズ事務所にとってすごく大切な存在。夢は見るものじゃなくて、つかみにいってもらいたいという思いで、1人1人にスポットライトが当たる構成にしています」とエール。「こういう作品から、次のスターがどんどん生まれていく瞬間をお客さまとともに見ていきたいです」とほほ笑んだ。【横山慧】