OSK日本歌劇団出身でマルチタレントとして活動する妃那マリカが6日、大阪市北区の日刊スポーツ新聞社に来社し、21~23日に同市阿倍野区の近鉄アート館で開催される歴史楽劇「和をもって貴しとなす-幻説 聖徳太子-」のPRを行った。

今演劇は2部構成。昨年が聖徳太子の没後1400年にあたり、それを記念してこの公演が企画された。十七条憲法などの大胆な発想で理想国家建設を夢見た聖徳太子とその息子、山背大兄王の2代にわたる壮大な挑戦を描く。演出はOSK日本歌劇団、宝塚歌劇団の出身者らによる演劇と和楽器・日本舞踊、さらに洋であるゴスペルなどを融合させた新感覚となっている。聖徳太子の子とされる春米女王を演じる妃那は「みなさんが知っている聖徳太子で若い人に見ていただけるように。洋が多くなってきている時代に、和を見ていただいてより身近に感じてほしい」と話す。コロナ禍によりまだ全員で集まることが出来ず部分稽古だが、「合わせるとどうなるか楽しみ」と未知の世界へ期待を膨らませていた。

またOSK日本歌劇団は今年で100周年。今劇で主演を務める元トップスターの桜花昇ぼるなど他のOGも出演することから「OSKのことも知ってもらえたら。100年続けられたことに感謝して、OGとしても盛り上げていかなければいけない」と意気込んだ。

最近はショーやミュージカルへの出演が多く、和の芝居は約2年ぶりで「大変緊張している」が、「楽しく出来ています」と笑顔で話した。