NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)の第55話が19日に放送された。雉真るい(深津絵里)と大月錠一郎(オダギリジョー)が大切な喫茶店でつながっていた過去、ホットドッグの謎が明かされた。

※以下ネタばれを含みます。

この日のあらすじは、トランぺットのコンテストで優勝した錠一郎がるいにプロポーズした。そして錠一郎はレコーディングのため、いったん1人で東京に行くことになった。引っ越し作業中にるいは錠一郎の部屋で、岡山にいたころ母安子(上白石萌音)と行った定一(世良公則)の喫茶店「ディッパーマウスブルース」のマッチ箱を見つける。るいは「レコードを聴いた店」だと思い出す。

錠一郎も「そうだと思っていた」と話す。錠一郎は戦災孤児だったが、定一に助けられた過去が明らかになった。錠一郎は定一とつながりがあるバンドの周辺をうろつき、音楽に親しんだ。夜空に大きな月が光る夜、定一が錠一郎の粗末な住居を訪れ「進駐軍からくすねた」とケチャップがたっぷりついたホットドッグを差し入れする。おなかをすかせた錠一郎はせきこみながら急いでほおばった。

錠一郎は今でもたびたびホットドッグのケチャップでシャツを汚し、それをるいが洗っていた。

朝の情報番組「あさイチ」も朝ドラ受けし「こういうことだったのか」と博多華丸・大吉、鈴木奈穂子アナウンサーのMC陣も感嘆した。

ネットも「るいとジョー 運命の出会いと再会」「ホットドッグの秘密ってこれだったんだね」と盛り上がっていた。

同ドラマは、娘と3世代のヒロインを描き、舞台は京都、岡山、大阪。1925年の日本でのラジオ放送が始まった日、岡山で生まれた少女、安子のドラマから描かれる。大正末期からの岡山編は上白石萌音、昭和30年代からの大阪編で深津絵里、昭和40年代からの京都編は川栄李奈が演じる。