歌手氷川きよし(44)が21日、所属事務所の公式サイトなどで、年内いっぱいで歌手活動を一時休止することを発表した。リフレッシュする時間をつくりたい意向があるという。

氷川は近年「限界突破」を宣言していた。19年大みそかの「NHK紅白歌合戦」で、自身のシングル「限界突破×サバイバー」をスペシャルメドレーで熱唱し、紅白の着物から一瞬で黒いロック調衣装に早着替えし、激しいヘッドバンギングをして話題になった。

同紅白のリハーサルでは「演出も限界突破です。紅組のような白組のような」「イメージをぶち壊したい。これから時代も変わって、自分らしく、ありのままの姿で音楽を表現したい」などと話した。自身のことを「kiiちゃん」と称し、「Kiiちゃんらしく。きよし君はさよならして、私らしく」などと独特の表現で意気込んでもいた。

「美」への思いも明かし、「もっと自分を表現したい。美容にしてもそう。美のことは子供のころから好きでした」とした。また周囲から「きれい」と言われると明かし「うれしいです。年とともにもっときれいになっていきたい」と続けた。

20年大みそかの「紅白歌合戦」でも同曲を熱唱し、リハーサルでは「今年の方がハード」と限界突破のチャレンジをすることを示唆していた。

氷川は00年2月「箱根八里の半次郎」でデビュー。同年以降、21年まで「紅白歌合戦」に22年連続出場している。