「落語とビジュアルアートのアニュアーレ」の絵画部門入選作10点が22日、大阪市内で発表された。これは8人の若手落語家による三題噺(さんだいばなし)を題材にした絵画を一般から募集したもので、優秀な作品は絵本化される予定。

審査にあたった上方落語協会の笑福亭仁智会長(69)は「落語のバトルロイヤルともいうべき三題噺と、ビジュアルアートの若い才能が融合して、どんな絵本になるのか? わたしは絵の技術については素人ですが、とても期待しています」と話した。

今回の募集では計118点の応募があった。絵本の出版で知られる偕成社の西川稔取締役は「日本の絵本は海外からも評価が高い。今回は絵本だけでなく、アニメや漫画に合うような作品もあって楽しみです」と手ごたえを語った。

入選10点のうち、最優秀作品1点と優秀作品2点は2月19日、大阪・天満天神繁昌亭で行われる「三題噺決勝ラウンド」で発表される。出演は桂三幸(42)、桂小鯛(37)、桂あおば(34)ら。