デビュー9年目を迎えた演歌歌手工藤あやの(27)が25日、都内で、2年ぶりとなる新曲「白糸恋情話」の発売記念ライブを開催した。

新型コロナウイルスの感染拡大のため、観客は入れず配信のみに。新曲のほか、デビュー曲「さくらんぼ恋しんぼ」や19年に発売した「大阪花吹雪」など全10曲を披露した。

新曲は泉鏡花の「義血侠血」をテーマにした文芸作品。作曲家の弦哲也氏からサプライズで応援のビデオメッセージが流れると工藤は号泣。「涙が着物をぬらしてしまいました。私、サプライズに弱いんです」。さらに、泉鏡花が金沢市出身であることから、いしかわ観光特使にも任命された。

山形県出身の工藤は、同じ東北出身の羽山みずき、津吹みゆと、歌謡ユニット、みちのく娘!も結成し、活動している。工藤は「新曲が出ないこともあり、歌手は卒業した方がいいと思ったこともありましたが、ファンのみなさんの応援でここまでこれました。いつかは紅白歌合戦に出たいです」と誓った。