元プロテニスプレーヤー伊達公子さん(51)、俳優工藤阿須加(30)が3日、都内で、米映画「ドリームプラン」(レイナルド・マーカス・グリーン監督、23日公開)のトークイベントに出席した。

女子プロテニス界に衝撃を与えたビーナス、セリーナ・ウィリアムス姉妹を育てた父を描いた作品。

テニス経験がありプロを目指していたこともある工藤は、伊達さんとの登壇に「恐縮します。初めてご一緒させてもらった時、手が震えてたんですよ。それくらいの人なんです! ホントにすごい人なんです!」と強調した。

家族でプロの世界に挑む姿が描かれている。工藤は、父で元プロ野球選手、ソフトバンクの監督を務めた工藤公康氏から礼儀や態度について厳しく言われたそう。試合の勝ち負けについては「勝ち負けより内容。どういうプロセスを踏んできたのか、途中で投げ出していないか。真摯(しんし)に向き合ってないと厳しかったです。本当に怖かったです」と振り返った。

同作の字幕監修を務め、対戦経験もある伊達さんは「サクセスストーリーだけでは語れない、家族愛、家族のきずな、夢を持つことの大切さを感じる映画でした」と感想を語った。

タイトルを引き合いに、自分のドリームプランを聞かれ、伊達さんは「ファミリーボックスから見るセンターコート」を挙げ、「今、ジュニアたちを育成しているんですが、そのジュニアたちがセンターコートに立ち、ファミリーボックスかつと、ファミリーボックスに入ることができる。そんな日が来てほしい」とした。

工藤は「子供に未来を」と記し、さまざまな環境や境遇の子供たちに教育の機会を持ってもらうプランを明かした。