俳優石原良純(60)がレギュラー出演するテレビ朝日系「ザワつく!金曜日」(金曜午後6時50分)の4日放送で、1日に89歳で死去した東京都知事や衆院議員などを務めた作家で父の石原慎太郎(いしはら・しんたろう)さんの思い出を語ることが3日、分かった。

番組の公式サイトで「追悼・石原慎太郎さん…良純が思い出を語る」とし「作家として、政治家として、時代を駆け抜けた慎太郎さん。次男の良純が、慎太郎さんとの思い出を語る」と告知された。

慎太郎さんは膵臓(すいぞう)がんを昨年10月に再発していた。一橋大在学中の1956年(昭31)に、小説「太陽の季節」で芥川賞を受賞し、以来ベストセラーを次々に発表。タカ派の論客としては歯に衣(きぬ)着せぬ慎太郎節で知られ、時に物議も醸したが、強烈な存在感を放ちながら時代を駆け抜け、弟の大スター、故裕次郎さんのもとに旅立った。葬儀・告別式は家族のみで行い、後日お別れの会を開く。

良純は1日に慎太郎さんの自宅前で取材に応じ、「僕は石原慎太郎という人は、最後体が動かなくなっても、短い時間、1時間、2時間ですけどワープロに向かって執筆し続けた姿はまさしく文学者なんだなと。一方、家庭人としてはかなりユニークな人だったと思います」とコメントしていた。