横浜流星(25)が12日、東京・丸の内ピカデリーで行われた主演映画「嘘喰い」(中田秀夫監督)公開記念舞台あいさつで「自分に害がある人とは、付き合わないタイプ」と自身の処世術を明かした。

横浜は劇中で“嘘喰い”こと天才ギャンブラーの斑目貘を演じた。司会から、演じた貘に会ってみたいかと聞かれると「自分に害がある人とは、付き合わないタイプなので…会ってみないと分からない」と答えた。

「嘘喰い」は、漫画誌「ヤングジャンプ」(集英社)で06~17年まで連載され、シリーズ全49巻で累計880万部を突破した迫稔雄氏の漫画が原作。貘が、日本の政財界、裏社会をも支配する会員制の闇ギャンブル倶楽部“賭郎”に挑む。待ち受けるのは、賭郎の会員権を所有する一流の権力者にして欲望にまみれた凶悪なイカサマ師たちで、イカサマも殺し合いも、なんでもあり、嘘を見破れなければ、即死という超危険なデス・ゲームに没入していく物語。

横浜は貘を演じるにあたり、頭髪を銀色に染めた。中田監督から「『僕、染めます』と言ってくださった」と感謝されると「染めました。かつらだと、すごく不自由ですからね。染めるのが大事だと思って染めました」と、淡々と語った。

横浜は舞台あいさつの最後に、中田監督がサプライズで感謝の手紙を読み「冷酷でありつつ、思いやりがある人間を見事に演じてくれました。いざカメラの前に立つとゾーンに入る、アスリート」などとたたえられると「言葉でいただくと、うれしい。サプライズなので、戸惑っていますけれど」と照れ笑いを浮かべた。