テレビ朝日の定例社長会見が22日、オンラインで行われ、10日付で代表取締役社長を辞任した亀山慶二氏の後任を兼務する早河洋会長が、兼任後初の会見に臨んだ。

突然の亀山氏の辞任に「信頼に反する形となりまして大変申し訳なく思っており、心からおわび申し上げます」と謝罪。社長の兼任については「暫定的」とした上で、「2月10日の時点で新しい社長を選任するのは不可能だった。事実上できなかったということになりますね。緊急事態の対応という形で暫定的に任務を果たそう、ということであります。6月の株主総会までに新しい役員体制を構築する」との意向を示した。

武田徹副会長は、全役職を辞任した亀山氏について「辞任されましたので、全く当社とは無関係の状態です」と明かした。社員でもない? との質問にも「もちろんです」。

また、亀山氏の退職金について、早河会長は「退職金制度というのは随分前に廃止されていますので、彼に対して退職金が出るということはありません」と断言した。