葵わかな(23)が25日、東京芸術劇場プレイハウスで行われた舞台「冬のライオン」フォトコール(26日開幕)で、主演の佐々木蔵之介(54)と「衝撃」のキスシーンを披露した。劇中で、佐々木は主人公のイングランド国王ヘンリー二世、葵は愛妾のフランス王女アレーを演じ、フォトコールのラストで抱き締め、見つめ合うと、互いに顔を近づけていった。

フォトコール後の会見で、キスシーンについて「印象的でしたが?」と聞かれると、葵は「今のシーンですか?」と聞き返した。佐々木から「今のシーン」と促されると「あぁ! 衝撃のシーンですね」と笑った。

「冬のライオン」は、英国王家の草創期の1183年、ヘンリー二世が居城としていたフランス中部のシノン城が舞台。豪傑で実力と運を味方にしてきた国王が築き上げた領土と跡目を誰が継ぐのか決着をつけるべく、妻のエレノア、長男リチャード、次男ジェフリー、三男ジョン、王の寵愛するアレーと、異母きょうだいで敵国フランス王のフィリップが一同に会する。欲望、嫉妬、愛情、策略、期待、絶望など家族の相克と今も変わらない人間の性を描く。

葵は「みんな権力、土地を争っているけれど、そこに自発的に関わらないんですけど家族、人々に多いに翻弄(ほんろう)されたら良いなと思っています」と役どころについて語った。

会見とフォトコールには、加藤和樹(37)水田航生(31)永島敬三(34)浅利陽介(34)高畑淳子(67)も出席した。