TikTok公認クリエーターでインフルエンサーとしても活動する安井南(17)が、文武両道に“リケジョ”の顔も加え、多芸タレントの道を歩んでいる。

昨年12月に「ジュニア・アース・ジャパン2021TOKYO」グランプリに選ばれた安井は、空手と剣道の初段。4月からは日大生物資源科学部に進学する。9日に発売される中川翔子(36)のシングル「きみのまんまが いいんだよ」のカップリング曲「雲の上に雲はなくて」では、900人のオーディションからデュエット相手に選ばれた。「一応、歌も歌ったんですけど、得意なヌンチャクを2本持っていって、1本をショコタン先生に渡したら、ヌンチャクバトルになっちゃって合格。歌のオーディションなのに、ヌンチャクで受かっちゃいました(笑い)」。

元々は小学1年から2年間、子役として活動。中学2年の時に改めてスカウトされて芸能界に戻ってきた。「空手と剣道が初段。3尺3寸(約1メートル)の刃渡りの刀を使った古武術も習っているので、それを生かした女優さんが目標です。戦隊モノでピンクじゃなくて、緑をやってみたいです。斜め上からみたいな感じでね。女優としての憧れは石原さとみさんなんですけどね(笑い)。あと、短い出番でもインパクトを残せるような役、女優になりたいです」と話した。

TikTokはコロナ禍の最中の20年夏に始めた。「世間を元気づけながら、自分も暇をつぶせたらと。最初は踊っていたけど、どんどん編集も楽しくなってきた。今まではスマホで編集してたんですけど、4月から大学生になったらパソコンを使うので、もっといろいろなことが出来ると思います」とリケジョの顔を見せる。

女優にとらわれず、いろいろなことにチャレンジしたいという。「ショコタンさん、松浦亜弥さん、DAIGOさんみたいに突き抜けた明るさを持った人になりたい。あとは4月からは制服じゃなくて私服で学校に行くことになるので、コーディネートがうまくなりたい」。

父親は国際線のパイロット、母親は元着物の女王。グローバルに通用する逸材だ。「父は大人になっても勉強を続けている人で、飛行機の中で結婚式をする人がいると神父さんもやっている(笑い)。もう少し大人になって、母から譲ってもらった着物を20歳になるまでに上手に着こなせるようになりたいですね」。

共演してみたい人は、所属する浅井企画の関根勤(68)。「大変な時代だけど、老舗の浅井企画の平和なお笑いを吸収したいですね。ちなみにANZEN漫才のみやぞんさんも憧れてますが、体を使った方向性が同じなんでライバルになるかも知れません(笑い)。ブルース・リーにも憧れるけど亡くなっているから、アントニオ猪木さんが元気になったら会いたいです」。身長170センチのド迫力ボディーにたくさんの夢が詰まっている。【小谷野俊哉】

◆安井南(やすい・みなみ) 2004年(平16)3月13日、横浜市生まれ。身長170センチ、B82-W57-H81センチ。