7人組ジャニーズJr.内グループTravis Japanが、スキルアップのため今月末からロサンゼルスに渡米することが3日、分かった。期間は未定。3月27日にアナハイムで行われるダンスコンテストを皮切りに、大きな夢をつかむため現地に家を借りて共同生活をしていく。

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グループの代表曲にちなんだ、「『夢のハリウッド』プロジェクト」が動きだした。この日、7人はジャニーズ事務所の滝沢秀明副社長(39)とともに、都内で日刊スポーツなどの取材に応じた。滝沢氏から「僕自身もすごく期待しています。必ずチャンスをつかみ取って、帰国して大きな姿をファンの皆さんにお見せできるように」と激励されると、メンバーたちは覚悟を決めたような表情でうなずいていた。

同世代のSnow ManとSixTONESがCDデビューした20年頃から、次のステップに進むためにどうすればいいのか、事務所とメンバーで話し合いを重ねてきたという。国内のレギュラーの仕事はいったん全て卒業する。結成時から常に海外進出を視野に入れており、リーダー宮近海斗(24)は「最初は雲をつかむような感じだったけど、夢が近づいた。ワクワクしています」と喜んだ。

ジャニーズ事務所では、66年の初代ジャニーズ、84年の少年隊に続き、38年ぶり3組目の本格渡米となる。3月27日にアナハイムで開催するダンス大会「ワールドオブダンス チャンピオンシップシリーズ オレンジカウンティ」から活動をスタート。一軒家で7人が共同生活し、日々ダンスレッスンやボイストレーニング、学校に通っての語学習得に励む。渡米期間は未定で年単位になる可能性もあるが、SNSなどを積極的に使ってファンとの交流を続けるという。

世界進出は、19年に亡くなったジャニー喜多川前社長にとって長年の夢だった。中村海人(24)は「大口をたたくと、マイケル・ジャクソンさんのような、ずっと語り継がれるグループになりたい。そのためにめちゃくちゃ努力をしたい」と力を込めた。川島如恵留(27)は「『やってくれたな、こいつら!』って言われる未来を作りたいと本気で思っています」と言い切った。【横山慧】

◆Travis Japan(トラビス・ジャパン)米演出家で振付師のトラビス・ペイン氏からレッスンを受けたメンバーらが集まり、12年に5人組で結成。「Japan」の部分はジャニー氏が名付けた。メンバー変遷を経て17年から現在の7人組に。嵐やタッキー&翼らのバックダンサーも務めた。特にダンススキルに定評があり、ダンスに特化したYouTubeチャンネル「+81 DANCE STUDIO」でも活動中。