フジテレビ系で放送されたピン芸日本一を決める「R-1グランプリ 2022」で優勝したお見送り芸人しんいち(36)がオンラインで、優勝会見を行った。

優勝賞金500万円の使い道について「いったんお母さんとお父さんに預けるかな。お母さんお父さんにはだいぶ使わせたところがあるので。東京出たての時はお金もいっぱい借りましたし、仕送りもしてもらいましたし、全部返したい。いったん全部お父さんお母さんに預けます」と親孝行ぶりをみせた。

【R-1グランプリ】詳細ライブ

優勝決定の瞬間には泣き崩れた。涙の意味を問われると「全部入っているんですけど…いろんな人への感謝だったり、しんどかったっていう。ダメピン芸人だったので、使い物にならなかったので、キツかったっていうのと…お父さんお母さんも浮かびましたし…」と明かした。

きつかったことを質問され「ほんと食えなかったのと、親の反対おしきって芸人やっていたので、お父さんお母さんもちょっとばかにされていたところもあったので、その辺しんどかった。そんなんも含めてキツかったっす」と振り返った。

大会では、ファーストステージで上位2位に入ったZAZYと、お見送り芸人しんいちがファイナルステージで争った。お見送り芸人しんいちが5人の審査員の投票で、ハリウッドザコシショウ、野田クリスタル、バカリズムの3票を獲得、第20代王者に輝いた。

優勝が決まると、左手を目頭にあてて、声を上げて涙を流した。「2017年、ネタめっちゃとばしたブルゾンちえみにありがとうっていいたいです」と毒を吐くネタに絡めてコメント。最後は「(芸歴)10年以上の先輩もめっちゃ面白い人がいっぱいいるので、ライブとか来てほしいです」と涙声で呼び掛けた。

ファーストステージではZAZYが464点を獲得。吉住、お見送り芸人しんいち、金の国渡部おにぎりが5人審査員それぞれ100点満点中、463点を獲得し、2位で並んだ。審査員5人の決選投票が行われ、3票を獲得したお見送り芸人しんいちがファイナルステージ進出を決めていた。お見送り芸人しんいちは、ファーストステージ、ファイナルステージともにギターを使った歌ネタで毒をはきながら「心から応援する人」を挙げていくネタを披露した。

決勝進出者はkento fukaya、サツマカワRPG、金の国・渡部おにぎり、ZAZY、吉住、お見送り芸人しんいち、寺田寛明の7人に、敗者復活を勝ち抜いたYes!アキトを加えた8人。

審査員は陣内智則、バカリズム、小籔千豊、マヂカルラブリー野田クリスタル、ハリウッドザコシショウの5人で、司会はお笑いコンビ霜降り明星と女優広瀬アリスが2年連続で務めた。