NHK総合で37年続いた長寿番組「バラエティー生活笑百科」(土曜午後0時15分)の最終収録が7日、大阪・NHK大阪ホールで行われた。最後の放送となる1792回目は「最終回スペシャル 幻のテーマ曲をフルで初公開!」(4月2日放送予定)と題し、収録した。

歴代ゲスト出演の1位となる19回目の作曲家、キダ・タローがゲストとして登場。「大阪らしい番組だった」と振り返った。

同番組は視聴者の身近な悩みを笑いを交え、法律で解決していくバラエティー。番組は1985年(昭60)にスタート。86年から「相談室長」として昨年8月に亡くなった笑福亭仁鶴さんが進行を務めた。オープニングの「四角い仁鶴がまぁ~るくおさめまっせー」のフレーズが親しまれ、仁鶴さんは休養するまで約30年間、番組の顔である相談室長を務めた。仁鶴さんに代わりに桂南光が司会を務めていた。

最終収録ではキダ・タローが作曲した番組テーマ曲に歌詞が存在していたことが明かされ、エンディングではゲスト出演歴代トップタイとなった歌手神野美伽が熱唱した。南光は「生活笑百科はみなさんと作り上げてきた番組です。37年間、お世話になりました。これでお別れにしたいと思います。これからも世の中をまぁ~るくおさめていきたいと思います」とあいさつした。

後番組として、4月9日から、中川家、すっちーが出演する社会見学バラエティー「探検ファクトリー」(土曜午後0時15分)が始まる。全国の工場をめぐり、世界に誇る「日本のモノづくり」を確認する新趣向バラエティー。兄弟漫才コンビの中川家と、すっちーが全国の工場を訪ねる。