「護られなかった者たちへ」の清原果耶(20)が、最優秀助演女優賞を受賞した。清原は「えぇと…本当に、自分が受賞させていただけると、みじんも思っていなかったので、ビックリしております。このように名誉ある賞をいただけて、うれしく思います」と目を丸くした。

「護られなかった者たちへ」は、東日本大震災から10年目の仙台を舞台に、誰もが慕う人格者が全身を縛られたまま放置、餓死させられる殺人事件が相次いで発生する物語。清原は、優秀主演男優賞を受賞した佐藤健(32)が演じた連続殺人事件の容疑者・利根泰久の幼なじみのケースワーカー円山幹子を演じた。

清原は「『護られなかった者たちへ』と円山幹子を通して、人間の生きる原動力、うごくきっかけ、人それぞれなんだろうけど、みんなが報われるような世の中になれば良いと思いながら演じていました」と目に涙を浮かべながらスピーチした。その上で「たくさんの人に支えられていただけた賞。監督、スタッフ、キャストに感謝。俳優、映画を愛する人間として成長できるよう、これからも精進して参ります」と、ますますの飛躍を誓った。

優秀助演女優賞受賞者は、以下の通り。

石原さとみ(「そして、バトンは渡された」)

草笛光子(「老後の資金がありません!」)

西野七瀬(「孤狼の血 LEVEL2」)

広瀬すず(「いのちの停車場」)