NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)の第96話が17日に放送された。世良公則が再登場し、視聴者を驚かせ、喜ばせるとともにSNSで大きな反響があった。

「カムカムエヴリバディ」ヒロイン3世代年表と当時の世相>>

※以下ネタばれを含みます。

あらすじは、家族を連れて岡山の雉真家に帰ったるい(深津絵里)は、いなくなる直前の母の様子を雪衣から聞き、ますます疑問を深める。その夜、ひなた(川栄李奈)は部屋の片隅に家族写真が飾られているのを発見。写真を通して初めて祖父や祖母の姿を見て、家族の歴史に思いをはせた。数日後、錠一郎(オダギリジョー)はるいを連れて、あるジャズ喫茶店に向かった。亡くなった定一の息子、健一(世良公則)が開いた店だった。そこには定一のひ孫、慎一(前野朋哉)もいた。

ツイッターでは「定一さん」がトレンド入りした。岡山編で喫茶店のマスター定一は世良公則が演じており、圧巻の歌唱シーンを見せるなど、話題を呼んだ。世良公則はこの日の放送ではその息子、健一役として登場した。さらに岡山編で健一役だった前野朋哉が孫の慎一役で登場。それぞれ“スライド”したかたちとなった。

前話で勇の村上虹郎→目黒祐樹、雪衣の岡田結実→多岐川裕美でネットがざわついたが、この日もサプライズだった。

ツイッターでも「ヤバいよもお、何このパラレルワールド感 心ぐちゃぐちゃにかき乱されて 号泣ちゅう」「あらー、健一さんが前野朋哉さんから世良公則さんに」「なんか頭ン中がこんがらがってきた…」「いやあ…うれしすぎだわあ 世良公則さん再登場」「定一さん、復員してきた息子に会えたんやね…よかった…」「世良さん、再登場とは!」「あれは夢じゃなかったんだね」「情報量が多すぎて言葉は出ないが涙だけは溢れる」などとコメントが並んだ。

同作は昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインを描き、舞台は京都、岡山、大阪。1925年の日本でのラジオ放送が始まった日、岡山で生まれた少女、安子のドラマから描かれる。大正末期からの岡山編は上白石萌音、昭和30年代からの大阪編で深津絵里、昭和40年代からの京都編は川栄李奈が演じる。