元AKB48の女優増田有華(30)が28日、都内で行われた舞台「我善導をおもしろがる会vol.3 ?人のおもしろがれない大人たち」(5月17日から、東京・新宿シアタートップス)の取材会に出席した。

WAHAHA本舗の俳優、我善導(40)が主演を務める人気シリーズの第3弾。廃虚の一軒家に集められた男女13人に起きる悲劇を描く。

増田が演じるのは「自分の消費期限はもう過ぎた」と感じている子役出身の女優役。「私も14歳からAKBに所属し、消費期限を過ぎたなと思いながら毎日生きています」と笑い、「AKB時代は山あり谷ありでしんどい時もあったので、自分を卑下する気持ちはよく分かります」と役への共感を語った。

30歳になって、気持ちがラクになったという。「若い時は自分にも相手にも期待していたけれど、30超えてからは、自分にも人にも期待しなくなって、すごくラクになった。以前は、土を掘れば必ず宝物が出てくると思っていたけれど、何も出てこないこともあると、等身大になれました」とし「舞台でも必死に生きる姿を表現したい」と話した。

主演の我は、昨年6月にシリーズを立ち上げた理由について「俳優生活20周年で主役をやったことがないので、自分で始めました」と笑顔。「WAHAHA本舗の楽しいところは残しながらも、テイストの違うものを。悲劇を笑ってもらって、人間はかくも悲しくておかしいと、見た後に元気になれる作品です」と自信をみせた。

ほかに、モロ諸岡などベテランも出演。豪華メンバーと共演することになった竹石悟朗(36)は「お芝居が上手な方ばかりで、声をかけていただけて光栄。自分にとってもターニングポイントとなる作品。頑張りどころだと思っています」と意気込みを語っている。