文化放送70周年のスペシャルアンバサダーを務めているタレントいとうあさこ(51)が2日朝、自身の冠番組「ラジオのあさこ」(土曜7時)に生出演した。この日は、親友の大久保佳代子(50)をゲストに招いて早朝からパワフルなトークを展開した。

文化放送は3月28日から「開局70周年ウイーク」を展開。開局日の同31日午後10時から、70時間特番「開局70周年もっと一緒に! 文化放送リスナー大感謝スペシャル『きっかけはラジオ』」(4月3日午後8時まで)を放送中。

あさこは「文化放送と私の歴史は長い。42年前、大ファンのマッチさんの番組『マッチとデート』を聴くところから始まり、気づけばまさかのその局で自分も番組を持ち。さらには今回70周年記念特番アンバサダー。もうズブズブです(笑)」とコメントしていた。

9歳から文化放送と接点を持ち、現在では同局の看板番組「大竹まこと ゴールデンラジオ!」(月~金曜午後1時)の水曜レポーター、さらに土曜朝の「ラジオのあさこ」でメーンパーソナリティーを務めていることからメモリアルな企画のアンバサダーに抜てきされた。

テレビの仕事もラジオの仕事も、深夜、早朝を問わず絶対に手を抜かないプロフェッショナルな姿勢には、大ベテランの大竹まこと(72)も舌を巻く。「あさこはもう十分一線で食べていける存在なのにいまだにリポーターの仕事も手を抜かない」と何事にも全力で取り組む姿を称賛する。

あさこは3月31日午前3時~同5時の未明にも同局の「CultureZ」特別企画「いとうあさこの セイ!ヤング」でもパーソナリティーを務めた。1969年(昭44)から1994年(平6)にかけて放送していた文化放送の看板番組「セイ!ヤング」は、これまでさだまさしや谷村新司など多くの人気タレントが担当。歴代の大物が進行してきた伝説の番組にあさこも堂々と挑んだ。

「夜明けが来る前に~。ヤングじゃない。51歳は『セイ!ヤング』じゃないけど、堂々とやらせていただく。私が生まれる前からあった番組に出させていただいてありがたい。最近は大人だから午前3時に起きる年齢になってきた。『いとうあさこのセイヤング』というタイトルができるという興奮もあってバッキバキです。ヤングというキーワードはワクワクする」と充実の2時間番組をこなした。

あさこの元気の源はカレーだ。早朝番組前にもガッツリ食べて元気に声を張り上げる。2日の番組の冒頭では「カレーはイチローさんもよく食べる。私は朝からでも骨をしゃぶれるゴロゴロ鳥肉カレーが好き」と話した。いつの日からは親友の大久保にもレトルトカレーを差し入れするようになったという。

3月31日に文化放送は70周年の記念日を迎え、この日の放送も特別ウイークの中で進行された。70周年の特集ウィークは3月28日~4月3日まで。