NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)の5日に放送された第109話の平均世帯視聴率が18・4%(関東地区)だったことが6日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高記録は第96話の19・5%だった。

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同作は昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインを描き、舞台は京都、岡山、大阪。1925年の日本でのラジオ放送が始まった日、岡山で生まれた少女、安子のドラマから描かれる。大正末期からの岡山編は上白石萌音、昭和30年代からの大阪編で深津絵里、昭和40年代からの京都編は川栄李奈が演じる。

あらすじは、錠一郎(オダギリジョー)とるい(深津絵里)が控室で準備を進める中、ひなた(川栄李奈)は弟の桃太郎(青木柚)と一緒に、ラジオでアニー・ヒラカワ(森山良子)のインタビュー番組を聴くことに。

磯村吟からの質問に通訳を介して英語で答えていたアニーだが、初めて見た映画を聞かれ、突然押し黙る。そして日本で、夫となる人と黍之丞シリーズの映画を見たことから告白する。そして夫は出征して戻らなかった。そして自分の気持ちばかりで、娘のことを思いやらなかったことをざんげした。アニーはラジオで「るい…るい…るい…」と呼び掛ける。さらに「おいしゅうなれ、おいしゅうなれ…」と話し続ける。

それを聴いていたるいは「お母さん」と涙を流して取り乱す。ひなたはラジオ局に電話し、アニーを追おうとする。アニーは関西空港から帰国しようとしていた。ひなたはアニーを引き止めようと、岡山から関西空港へ向かう。