岡田准一(41)が8日、東京・青山のスパイラルホールで、初写真展「Guys 俺たち」(21日まで)取材会を行った。

昨年11月1日にV6が解散するまでの約2年間、岡田がカメラマンとなってメンバーを撮影。ライブの打ち合わせやリハーサル風景など舞台裏の表情を切り取り、自身が撮った約7000カットから厳選した約300点を展示する。

メンバーとは26年の長い時間をともに過ごし、撮影の経緯について「(V6は)熟年夫婦と言ったら変ですけど(笑い)。長くいすぎると言葉が不要になったり、うまくいくように変なことを言わなくなったりする。最後の2年間は『もう1度自分たちを探そうよ』とカメラを握りだした」。解散を惜しむファンに向けた企画でもあり「写真家デビューというより、V6としての最後の仕事という感覚」と語った。

会場設営にも関わり「昨日(夜)11時までやっていました。ミリ単位で調光を変えたので、クレイジーだと思われたと思う」と苦笑した。写真家上田義彦氏に依頼した解散コンサート直後の1枚は、写真展の中でも大きなパネルとして飾られている。岡田は「V6が終わった瞬間を見ていただきたい。ステージを降りた瞬間が本当の顔だし、受け止めている時間だと思う。ファンの方に見せるべきか分からなかったけれど、解散を受け止めきれない方には、抱きしめながら大事に見てもらえるのでは」と話した。

撮影を通じ、メンバーの表情が変化するのを感じ「解散を決めてからの2年間は濃厚だった」と岡田。解散までを駆け抜けた自負があり「元V6と言われることが嫌じゃない。そう思えることを目指していたし、そうなれている。V6にいたことを誇りに思いながら、(胸に)納めている感じ。V6として生きてきたことは、自分の中でしっかり根付いている」と胸を張った。