俳優阿部サダヲ（51）岡田健史（22）が12日、都内で、ダブル主演映画「死刑にいたる病」（白石和彌監督、5月6日公開）の完成披露試写会に中山美穂（52）岩田剛典（33）らとともに出席した。

櫛木理宇氏の同名小説が原作。連続殺人鬼と大学生を中心としたミステリー。

主演の阿部は岡田、中山、岩田と初共演だった。「お会いしたかった人たち。役柄が連続殺人犯なので、（撮影以外でも）お話しするの難しかったですが」と振り返った。

長髪を後ろに束ねるスタイルで登場した岡田から「家に行きたいなって思いました、阿部さんの。どんな生活していて、どんな役作りして何を食べていてっていうのを知りたいって思ったんですけど、おかしいですかね？」と興味を向けられると、殺人鬼役を演じた阿部は「実際に家に呼んだら殺すと思っているんですよね。まだ役に入っちゃっているのかな」と話して笑わせた。

阿部が二面性のある役を演じることから、初共演した3人のギャップを問われると、中山について「中山美穂さんはギャップはないです。中山美穂さんです。今も中山美穂さんです。本当にすてきな方ですよね。アクリルさえなければそっちにいきたい。なさそうですよね。二面性とか」。これに対して中山が「掘れば多面性持っている方だと思います」とこぼすと、阿部は「掘っていいですか？」と詰め寄り笑いを誘った。

岩田のギャップについて阿部は「意外だったのは、EXILEってよくレモンサワー飲むじゃないですか。岩田さんそんなに飲まないっていっていました。あと（劇中）最初、岩田さんって気づかれないくらいギャップあります」と語った。

岡田の所属事務所は昨年8月、岡田から契約解除を求められた仮処分申立について、和解が成立し円満解決したことを発表。また、23年3月31日まで同社の所属タレントとして活動し、その後は契約を更新しないことで両者が了解したことも発表した。岡田はその後、インスタライブなどは行っていたが、報道陣の前に登場するのは初めてで、久々の公の場となった。

宮崎優、鈴木卓爾、佐藤玲、赤ペン瀧川、大下ヒロト、音尾琢真も出席した。