140万枚の大ヒット曲「東京の灯よいつまでも」で知られる演歌歌手新川二朗(82)が脳梗塞の疑いで緊急入院し、肺の手術を受けていたことが19日、分かった。

関係者によると、16日に千葉県内の自宅でベッドから起き上がれない状態となり、ろれつも回らなかったため、家族が119番通報。近くの病院に救急搬送された。検査の結果、脳梗塞の疑いが判明し、そのまま入院した。

翌17日には呼吸困難のために肺の手術を受けたという。

新川は石川県宝達志水町出身。高校卒業後、地元のレジャー施設で歌っていたところを村田英雄さんにスカウトされて上京。1962年(昭37)に「君を慕いて」でデビューした。

東京五輪が開催された64年に「東京の灯よいつまでも」が大ヒット。同年大みそかのNHK紅白歌合戦に初出場した。その後も「指切りの街」「望郷」「真っ赤な地平線」などのヒットを飛ばした。

デビュー60周年を迎えた現在も精力的に活動を続け、昨年はシングル「天・地・人」を発売。これまで大病の経験はなく、数年前には「これまで1度も仕事を休んだことがない。それが自慢」と話していた。