俳優崎山つばさ(32)が7日、東京・シネマート新宿で、主演映画「パティシエさんとお嬢さん」(古厩智之監督)の公開記念舞台あいさつに出席、「皆さんに見てもらえて、ようやく1つのケーキが出来上がった。こんなに幸せなことはない」と喜んだ。

ケーキ店のパティシエが、毎週スイーツを買いに来る女性に恋をする物語。原作漫画があり、ドラマ化、映画化と続いた。崎山は「原作の優しい世界観を、映画で描くことにスタッフと一体になった。美しく、優しく、温かく。チーム一丸となった」と、撮影を振り返った。

スイーツが数多く登場する作品にちなみ、どんなスイーツを選ぶかでコミュニケーション能力を占うコーナーも設けられた。「パーソナルスペースは1メートル。バランス人間でミステリアスさもある」と診断された崎山は「よく、何考えてるか分からないと言われます。人見知りはしないけど猫はかぶる」と納得していた。

崎山について、ヒロインを演じた岡本夏美(23)は「笑いのツボが一緒」と話し、村井良大(33)は「クールな部分とおちゃめな部分が混在している。これはかっこいい男ですよ。熱くもあり冷静。青い炎みたい」と絶賛した。

崎山は「いろんな状況の中での撮影だった。映画館でこうやってみてもらえることは希有(けう)なことでうれしい」と感無量の様子だった。

ほか、主題歌を担当したりゅうとが出席。