俳優でタレントの京本政樹(63)と柳沢慎吾(60)が都バスに乗り、脱線しながらも東京巡りを繰り広げる日本テレビ系の人気バラエティー「京さま慎ちゃんの都バスで飛ばすぜぃ!」が、10年ぶりにBS日テレで復活することになった。「京さま慎ちゃんの令和も飛ばすぜぃ!~伝説の都バス旅復活!?」で、11日と18日に午後9時放送。

同番組は、09年に「火曜サプライズ」のコーナーとしてスタート。何カ月かに1回とかのペースで放送していたが、京本と柳沢の仲の良さがコミカルに描かれていたことで、視聴者からの反響も大きかったという。さらに、都バスだけではなく「京さま慎ちゃんの47都道府県で飛ばすぜ!」と、全国を回る企画も生まれた。同番組の最後は18年で、京本が“四日市の翔”に扮(ふん)してシティ・プロモーション映像を監督し主演した三重県の四日市市を、河本準一(47)と市來玲奈アナウンサー(26)とともに訪れた。

京本と柳沢のスケジュール調整が困難だったことや、放送枠の「火曜サプライズ」が終了したこともあって同番組は「自然消滅」状態になっていた。

そんな中、視聴者からは復活を望む声が多く寄せられ、BS日テレの企画として本格的に復活することになった。

京本は「かつての放送がDVD化される程の人気でしたからね。慎吾ちゃんといたら楽しいし、スケジュールの調整が出来ればやりたいと思っていた」。さらに「気心の知れたオリジナルスタッフで復活させたいと言う話がタイミング良く来たんです。全国を回るのは厳しいのですが、原点に戻って都バスの旅だったら面白いだろうと。振り返ったら都バスは10年ぶりなんですよね」と話した。

復活第1弾は京本と柳沢に河本も加わり、都バスで都内の「隠れ名所」を探す。浅草では、「捕鯨船」の大将と再会したことや中井貴一からのサプライズコメントに柳沢の目に涙が浮かぶシーンもあるという。

同局関係者は「ハプニングの連続で、あわや都バスの旅が中止になりそうな場面もあったりで、スケールアップした令和版の都バス旅を楽しんでもらえるはず。さらに、コロナ感染はやや一段落した感じですが、その一方でロシアによるウクライナ侵攻など陰鬱(いんうつ)な時代に、京本さんと柳沢さんの伝説のコンビで爽やかな笑いを提供していきたいですね」。

京本は「世代を超えた番組だと僕は思っています。特に僕と慎ちゃんとの掛け合いは編集でも切れなくなると思いますよ」と意気込んだ。