女優土屋太鳳(27)主演のフジテレビ系連続ドラマ「やんごとなき一族」(木曜午後10時)の第5話が19日、放送される。

土屋演じる篠原佐都は、母と東京の下町で営む大衆食堂「まんぷく屋」の看板娘。江戸時代から400年以上続く名家で、不動産事業を手がけ莫大(ばくだい)な資産を有する深山一族の次男、深山健太(松下洸平)からプロポーズされ、受け入れる。

身分の違いを理由に深山家の親族からは猛反対されるが、佐都は純朴で庶民的な健太を信じて、駆け落ち同然に結婚する。深山家の旧態依然とした上流社会ならではのしきたりに反発する佐都だが、健太の「深山家を普通の家族にしたい」という願いを知り、深山家に入って戦うことを決意する。

原作は講談社「Kiss」で連載中の、こやまゆかりさん作の同名コミック。

第5話では、佐都と健太は、深山家当主の圭一(石橋凌)から命じられたレストラン招聘(しょうへい)の手柄を長男夫婦の明人(尾上松也)と美保子(松本若菜)に奪われた。だが、佐都たちを気に入ったマダムキリコ(長谷川京子)の協力により窮地を脱する。しかし、そんな2人に、新たな問題が襲いかかる。

深山家の末っ子の有沙(馬場ふみか)に見合い話が持ち上がったのだ。相手は貿易会社の御曹司・香川友貴(森田甘路)。佐都は仲人の根岸(田山涼成)から圭一へのとりなしを頼まれていたが、うっかり忘れていた。

有沙はそんな佐都のことを責め立てる。健太は、家のつながりを重要視する圭一ならこの縁談にはのらないだろうと有沙を慰める。ところが、見合いの席で香川家の経歴を耳にした途端、圭一の目の色が変わる。

佐都と健太、圭一の妻の久美(木村多江)は有沙の縁談を考え直すように圭一を説得するが、圭一は聞く耳を持たない。その上、有沙を部屋に閉じ込めておくよう厳命する。困り果てた佐都と健太は、有沙との縁談を断ってもらうよう香川に直接頼み込む。その後、2人が家に戻ると、有沙が姿を消していた。